高気圧酸素ルームとは、酸素濃度と気圧をコントロールした空間です。

普段私達は呼吸をして酸素を体内に取り入れています。
しかし、現代では環境汚染などが原因で、慢性的な酸素不足と言われています。

人が生きていく上で最適な空気中の酸素濃度は約30%と言われています。
それに対して、現在では約21%という最適な濃度の数値よりもかなり下回るデータが出ています。
それにもかかわらず、大気汚染や森林伐採の影響で今でも酸素はさらに減り続けています。
そんな酸素不足状態の現代人のケアのために発明されたのが「高気圧酸素ルーム」です。

人間の体内には2種類の酸素が存在

体内には2種類の酸素があります。 それは【結合型酸素】と【溶解型酸素】です。
結合型酸素はその名の通り、血液中のヘモグロビンと結びつく酸素です。
そして体内酸素の99%が結合型酸素なのですが、ヘモグロビンと結合している為にヘモグロビンの量を超えて運ばれることはありません。
全身の血管の90%は毛細血管ですが、結合型酸素は分子量が大きく毛細血管を通りにくいという特徴があります。

一方、溶解型酸素はヘモグロビンの量には依存しません。 また分子が小さいので血液、体液に直接溶け込み毛細血管を通りやすいのです。
つまり溶解型酸素を体内に多く取り入れることが大切なのですが、溶解型酸素は通常の呼吸だけでは非常に少なく、酸素吸入だけでは増えません。

  • 血液中のヘモグロビンと結びつく
  • ヘモグロビンの量より多く運べない
  • 分子が大きく毛細血管を通りにくい(全身の血管の90%が毛細血管)
  • 通常の呼吸だけでは非常に少ない
  • 分子が小さいので血液・体液に直接溶け込み毛細血管を通りやすい
  • ヘモグロビンの量に依存しない

そのような悩みを、高気圧環境・高濃度酸素を搭載した高気圧酸素ルームが解消します。

高気圧酸素ルームはヘンリーの法則に基づき、極めて理論的な形で体内の溶解型酸素を増やします。
ヘンリーの法則とは【気体が液体に溶解する量は、その気体の分圧に比例する】という理論です。
高気圧酸素ルームは最大1.3気圧の高気圧環境を生み出し、MAX50%の高濃度酸素を吸入することが出来ます。

体と気圧は関係が深く体調に大きく影響を与える

高気圧状態で身体の隅々まで酸素を供給、細胞を活性化

高気圧酸素ルーム内では、気圧をあげることで天気の良い日と同じ高気圧状態をつくり出し、
通常の呼吸では摂取しにくい溶解型酸素も取り入れることができ、
圧力が体内のリンパを刺激しリンパの流れと血液純化を促進します。